第5回演奏会の様子をアップしました

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第5回演奏会は、宗教曲&オペラ名曲集、弦楽名曲集、女声合唱とピアノのための花に寄せて、アカペラ愛唱曲集の4部構成で開催させていただきました。


2008年まで6年もの間、韓国との往復を余儀なくされていた、指揮者の松枝洋二郎氏も年末には日本に戻り、お陰様でまた充実した練習ができるようになりました。
結成12年目となりますが、このように歌い続けられますのも、家族および周りの皆様のおかげと、感謝しております。
今回は、是非室内楽団と合わせてみたい…と、諏訪ゾリステンさんにお願いし、実現するはこびとなり、一同とても楽しみにしております。また毎回取り入れている新実徳英先生の曲は、内田涼子さんの美しいピアノと共に「花に寄せて」を、最後のステージでは、透明で美しいハーモニーを追求しつつ原点のアカペラで歌いました。


曲目紹介

宗教曲&オペラ名曲集
♪Fauré:Ave verum corpus,Ave Maria
フランスの作曲家フォーレ(1845-1924)は、甘美で官能的な旋律と宗教的な崇高さを合わせ持ち、多くの室内楽作品の名作があります。Ave verum corpusでは無駄な旋律を省き旋律線の美しさを際立たせ、Ave Mariaでは装飾的なアルペジオで波のように心を揺らし、いずれも二声とは思えない程豊かで美しいハーモニーの世界を堪能させてくれます。
♪Brahms:Ave Maria
ブラームス(1833-1897)は、バッハ(Bach)、ベートーベン(Beethoven)と「三大B」と称されるドイツの第作曲家。このAve Mariaもブラームスならではの荘厳な形式美で包まれており、神への賛美が高らかに歌い上げられます。
♪松下耕(まつしたこう):Ave Maria
松下耕(1962-)は、作曲家、合唱指揮者、編曲家として幅広く活躍する、現代日本を代表する音楽家の一人です。この無伴奏女声合唱のAve Mariaは、「合唱のためのエチュード」の27作目で、さまざまな技巧が盛り込まれています。
♪Kodåly:Ave Maria
コーダイ(1882-1967)は、ハンガリーの作曲家、民族音楽学者教育家、言語学者、哲学者。二曲のAve Mariaを作曲していますが、この曲には弦楽伴奏が付いており、楽器の音色を活かした室内楽的な音の広がりを楽しめます。
♪Puccini:Humming Chorus オペラ「蝶々夫人」より
蝶々夫人の第二幕、ピンカートンの船が港に入港したのを知り喚起する蝶々さんとスズキをよそに、桜吹雪の陰に静かに流れる美しくも切ないメロディ。
♪Bizet:タバコ女工び合唱 オペラ「カルメン」より
タバコ工場の昼休みの鐘が鳴ると、男たちは「鐘が鳴ったぞ。俺達は女工達を待っていたんだ。愛の言葉を囁くために。」と歌います。すると女工達も「タバコの煙が静かに昇る。恋人の甘いささやき。心がはしゃぐわ!」と男達を挑発するように登場してきます。カルメンがハバネラを歌いながら登場する直前の、活気に満ちたシーンです。

弦楽名曲集
♪ドヴォルザーク:セレナードNo.1 Op.22 ホ長調より 第一楽章・第二楽章
ドヴォルザーク(1841-1904)は、後期ロマン派を代表するチェコの第作曲家。第一楽章では爽やかで優しく、第二楽章では情熱的で華やか、それぞれのメロディが印象的です。
♪エルガー:愛の挨拶 Op.12
エルガー(1857-1934)はイギリスの作曲家・指揮者で、元は音楽教師でありヴァイオリニストでもありました。1889年に結婚する時、愛する妻アリスのために作曲したのがこの「愛の挨拶」です。この曲には多くの稿があり、様々な楽器で演奏されています。

花に寄せて
「日々の生活の中に輝く命の美しさ強さを、口にくわえた筆を使い繊細な絵と詩文で表現する」詩画作家・星野富弘さんの詩に、新実徳英先生の易しくかつ新鮮な音で、ピアノの旋律とともに織り成される作品です。星野富弘さんの描く花は、暗い涙の色ではありません。陽の光を浴びた、喜びに満ちた色です。「母に捧ぐ」と銘打たれた詩のなかにあるのもまた、悲しみではなく、強く心に残る感謝の想いです。「すかしゆり」という詩画の一説に「花に描かせてもらおう、と思った」という箇所があります。自然の神秘な美しさの前に、私たちもそのような想いで歌わせてもらえたら、と願います。

アカペラ愛唱曲集
世代をこえて誰もが口ずさめるようなおなじみの童謡を集め、日本の美しい四季の移り変わりに沿ってメドレー形式にいたしました。女声ならではの繊細なハーモニーをお楽しみ下さい。続いてはスタンダードの名曲と言えますOver the Rainbow、そして平成20年度全国学校音楽コンクールの課題曲にもなりました、アンジェラ・アキさんの「手紙」をアカペラのアレンジでお届けします。サブタイトルにある15歳の「あなた」へ、私達からのメッセージが伝わりますでしょうか…?

※演奏会当時の紹介より

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